野暮天
あ、神谷さんの頬に米粒。
全く、神谷さんたらだらしないんだから。
仕様がないですね。私が取ってあげますよ。
・・・って、え?あれ?皆さん、どうかしましたか?固まっちゃって。
私、また、何かしました?
ってか、神谷さん異様に顔が赤くないですか?
熱でもあるんですか?
って、ちょっと何で逃げるんですか!?
それより、皆さんの視線が痛いのは・・・気のせいじゃないみたいですね。
兎に角、神谷さんを追わないと。
・・・あ、いた。
全くこの子は。
ねぇ、神谷さん。私が何かしたのなら謝りますからそんな警戒心剥き出しにしないでくれませんかね?
いくら私でも、ちょっと、傷つきますよ。
え?あんな事は軽々しくしないでくださいって?
・・・あんな事って・・・。
だって、貴女世話が焼けるじゃないですか。
どうして、世話を焼きたがるかですって?
それは、貴女が可愛いからに決まってるじゃないですか。
弟みたいに。
どうしようもないヽ(゜∀゜)ノ